今まで、介護福祉士の実務経験での受験資格は『実務経験3年間』のみでしたが、今年度(平成29年試験)から『実務経験3年間』に加えて『実務者研修』を修了することが義務付けられました。
実務者研修は、450時間のシラバス(科目と時間数、内容などが書かれたもの)が決められていて、無資格の方はすべて受講しなければなりませんが、これは450時間学校へ通うというのではなく、多くは「通信講座」になっていて、自宅学習でレポート提出と数日間のスクーリングによる「通学講習」を併せて行うようになっています。
また、介護職員基礎研修や初任者研修(旧 ホームヘルパー2級)を修了している人は、スクーリング時間や通信添削回数(レポート提出回数)などの免除もあります。
具体的な受講時間や課題提出回数、スクーリング時間はおおよそ下記の通りです。
取得している資格 | 受講時間 | レポート提出 | スクーリング |
---|---|---|---|
なし | 450時間 | 7~9回 | 10~14日 |
介護職員初任者研修 | 320時間 | 5~7回 | 8~10日 |
ヘルパー1級 | 95時間 | 1~2回 | 8~10日 |
介護職員基礎研修 | 50時間 | 1回 | 2~3日 |
さて、数ある学校の中から、どこを選べばよいのか迷ってしまいますね。
受講料は安いに越したことはありませんが、スケジュールやスクーリングの会場など、無理なく受講できるところを選びましょう。
保有資格によって受講にかかる時間は違いますが、修了までには6ヶ月間の在籍が必要なスクールもありますので、特に無資格の方は注意が必要です。
また、受講料についても金額の他、支払い方法や費用の支援制度の有無などもチェックして、自分に合った学校を選びましょう。
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