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コミュニケーションの技法

 

◆言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーション

 

コミュニケーションに関連した重要なこととして、言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションというものがあります(これも問題に出しやすい語句で、よく出題されます)。

 

言語的コミュニケーションとは、その名の通り言葉で表せるものです。話し言葉の他に文字で書かれたものや手話なども言語的コミュニケーションに含まれます。

 

これに対し、非言語的コミュニケーションは、言葉によらない表情や態度、しぐさなどのことです。

 

言語的・非言語的コミュニケーションのどちらが伝わりやすいかについて、他人から受け取る情報の割合は、

①顔の表情:55%

②声の質(高低)、大きさ、テンポ:38%

③話す言葉の内容:7%

と、非言語的コミュニケーションの方が伝わりやすいことがわかります。

 

ただし、言語的コミュニケーションが伝わりにくくダメだというのではなく、状況に応じて両者をうまく組み合わせることが重要です。

 

利用者の障害などによって、言語的コミュニケーションがうまくできない場合もありますが、聞き逃したときなどは、相手に悪いなどと思ってそのままにせず、もう一度話してもらうなどして、きちんと利用者が言いたいことを把握する必要があります(28回試験に出ました)。

 

 

◆コミュニケーションの技法

 

利用者が安心して自分を表現できるようにするためには、援助者が利用者の話を「関心をもって聴いている」ことを態度で示すことが重要です。

 

それには、相手の言葉に合わせてアイコンタクトを使う、うなずくなど、傾聴的な態度で話を聴くことが必要です。

 

ロジャースは、来談者(クライエント)中心療法の中で、カウンセラーとクライエントが「話したい事柄を、自由に話す事のできる安心した環境」と「相手から批判されることなく、話す内容を受け入れてもらえる信頼できる人間関係」を構築することが大切だと唱えています。

 

また、カウンセラーの基本的態度として、「自己一致」「徹底的傾聴」「共感的理解」「無条件の肯定的関心」が重要だとしています。

 

この中で「自己一致」とは。「自分で描く自分のイメージ」と「自分の現実社会での 経験(思考や態度、行動など)」が一致していることを指し、自分自身の心理状態の自己分析がしっかりとできている健全な心理状態にあることです。

 

「無条件の肯定的関心」とは、クライエントのありのままの感情表現を無条件に暖かく受け入れることで、世間一般の価値観などで善悪を判断しないことです。 たとえ、常識的に考えて、どんなに悪いと思われることでも、暴力や犯罪行為などにつながらない限り、批判せずに受容することです。

 

また、イーガンは、利用者と関わりあうときの基本動作のポイントを5つあげており、この5つの頭文字をとって「SOLER理論」と呼ばれています。

 

S=Squarely:利用者とまっすぐに向き合うこと

O=Open:利用者に対して開いた姿勢をとること

L=Lean:利用者の方へ少し身体を傾ける

E=Eye Contact:利用者と適度に目を合わせる

R=Relaxed:リラックスして話を聴くこと

 

イーガンは、このような動作をすることによって、自分が相手に十分に関心があることを自然に伝えることができるとしています。

 

ロジャース、イーガンという名前が出題される可能性もあります。 「ロジャース」=「来談者(クライエント)中心療法」 「イーガン」=「SOLER理論」 は覚えておきましょう。

 

また、イーガンは、共感の技法を「第1次共感」と「第2次共感」に分類しました。 「第1次共感」は基本的共感で、「第2次共感」は、「第1次共感」より深く、クライエントが表出していない心に秘められた思いにも共感するというレベルです。

 

 

◆カウンセリングの技法

 

前出の来談者(クライエント)中心療法を提唱したロジャースは、カウンセリングの技法として次のようなものをあげています。第25回試験に出題されましたので、一応チェックしておきましょう。

 

・単純な受容

評価や批判をしないで、相手の話しに「あいづち」や「うなずき」を行い、相手の気持ちを受容しているという態度を表現すること。

 

・繰り返し

相手の話の内容を、正確かつ簡潔に伝えかえします。

 

・感情の反射

相手の言葉の中に含まれている 気持ちや表わしている感情をそのまま受け取り、鏡のように反射して返すこと。

 

・明確化

相手が体験はしているものの、はっきりと意識できていない感情を援助者が感じとって言葉に表すこと。

 

 

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