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社会と組織

 

◆社会

 

社会とは、人と人とのつながり、人間の共同生活の総称、人間の環境など、使う場所によって「社会」という言葉が示す範囲は非常に広いものとなっています。

 

今までも「地域社会」や「社会問題」などの単語が出てきましたが、その他の社会に関するキーワードをまとめました。大まかな意味は理解しましょう。

 

・社会意識

ある社会集団の成員に共有される意識。社会意識は、階級、階層、民族、職業、世代などでその集団の成員が特徴的に持っている意識(日本人の国民意識、職人気質、平成世代の意識など)

 

・社会規範

社会生活を営んでいくうえで、人が守ると期待されている行動の基準で、慣習や道徳、法などのことを指します。 ある社会の中で、共通の価値や行動様式に同調することを促し、同調できないと問題視される。

 

・社会集団(集団)

共通の目標や関心、目的に向けた役割分担をもち、それに対応した規範および共属感をもった人間の集合体。集団は、社会と個人を結びつける中間的な存在として機能している。

 

 

人間は、社会の中で集団を形成して社会生活を送っていますが、現代社会では、個人化が大きな流れとなっています。
個人化とは、職場で、会社よりも自分の生き方を重視するなど、生活場面で個人的な価値の実現を重要視する生き方をいいます。

 

 

◆組織

 

組織とは、 ①一定の共通目的がある、②目的に向かって成員が協働する、③成員の役割や地位とその機能が定まっている、④一定の規則や秩序がある などを特徴とする人々の集まりのことを指します。

 

学校・教会・会社・組合など、共通の目的や関心をもつ人々が、自発的に作る集団や組織のことをコミュニティに対比してアソシエーションということがあります。

 

組織の代表的なものとして、「官僚制組織」と「ネットワーク型組織(ネットワーキング)」があります。

 

2つの語句の対比は問題に出やすいので、しっかりと理解しましょう。

 

・官僚制組織

さまざまな組織形態のなかで、最も組織の力を発揮できるのが官僚制組織といわれています。 ウェーバーは、近代組織の最も典型的で合理的な形態として官僚制を挙げました。そして、以下のような特徴を挙げています。

 

①標準化:明文化された規則に基づいて職務が遂行される

②階層性:権限(責任と命令)のヒエラルキー(ピラミッド型の組織)が明確になっている

③没人格性:構成員や外部との関係が非人格的な秩序に基づいており,制定された規則の範囲内で命令と服従がなされる

④専門化の原則:職務活動は専門化され、分業と協業によって職務が遂行される。構成員は専門知識・技術をもつ

 

なお、行き過ぎた官僚制は、置かれている状況が変化しているのにもかかわらず、同じ行動パターンを繰り返してしまうなど、形式にとらわれて非効率的になりやすいという欠点があります。

 

・ネットワーク型組織(ネットワーキング)

強固な官僚制という組織に対し、社会の情報化が進む中、価値を共有する個人が横につながって自主的な組織を作っていく動きが広がり、ネットワーク型組織が形成されるようになりました。

 

ネットワーク型組織の特徴は以下のとおりです。

 

①異質な個人やグループが相互に連携し、協力関係をつくる

②整然とした組織ではなく、緩やかな連携である

③固定したリーダーはおらず、構成員は平等である

 

このように、ネットワーク型組織では、参加者が上下の関係なく、それぞれの役割をもって目標に向かって活動するため、参加者それぞれの主体性が高められるという側面もあります。

 

現代の社会福祉の援助活動の場面では、さまざまな組織や個人が連携し、ネットワーク型組織が形成されるようになりました。

 

 

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