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介護福祉士を取り巻く状況1 介護の歴史

日本における介護の歴史をみると、老人福祉法制定以前は、聖徳太子による日本初の救済施設である四箇院に始まり、古代の律令制度による救済と家族介護を中心に、1874年の恤救規則や1929年の救護法が制定されるなど、主に救貧的な制度が中心でした。

 

1963(昭和38)年に老人福祉法が成立すると、特別養護老人ホーム等の施設や家庭奉仕員派遣事業が法制化され、介護を行う職員が法律上規定されました。

 

この時期の介護は、非専門職によって行われていましたが、施設介護の質の向上が図られるようになり、1987(昭和62)年に社会福祉士及び介護福祉士法が成立し、国家資格である護福祉士という介護の専門職が生まれました。

 

その後、1994(平成6)年に「新たな高齢者介護システムの構築を目指して」の報告書が出され、「自立支援」が介護の基本理念として掲げられ、2000(平成12)年の介護保険制度施行とともに、その理念が確立されてきています。

 

社会福祉士及び介護福祉士法は、2007(平成19)年に改正が行われ、近年の介護・福祉ニーズの多様化・高度化に対応し、資質の向上を図る必要性から、資格取得に必要な講義、演習、実習の教育内容や時間数が見直され、すべての者は一定の教育プロセスを経た後に国家試験を受験するという形で、資格取得方法が一元化されました。

 

また。2011(平成23)年の改正では、介護福祉士が、業務として喀痰吸引や経管栄養を実施することができるようになりました。

 

これにより、2015(平成27)年の介護福祉士国家試験に医療的ケアの内容が追加され、養成課程にも喀痰吸引等の基本研修が組み込まれました(実際に行為が行うには、演習・実地研修が必要です)。

 

喀痰吸引等の行為は、2015(平成27)年以降の介護福祉士のほか、登録研修機関による「喀痰吸引等研修」を受講する方法もあります。

 

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