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介護場面における利用者・家族とのコミュニケーション3

(1)利用者・家族とのコミュニケーションの技法2

 

●意欲を引き出す技法

 

利用者が意欲的に生活を送ることは、利用者の身体的・精神的な力を引き出すうえで大変重要なことです。

 

しかし、高齢者は身体機能や認知機能の低下や様々な喪失体験から、障害を持つ人は思うようにならないもどかしさなどから、意欲を喪失しやすい状況にあるといえます。

 

このような利用者が、意欲的に生活するためには、①共感する、②人間関係を活用する、③自己決定を尊重する、④ストレングスを活かす、というコミュニケーションが重要となります。

 

①共感する

介護従事者は、利用者の意欲低下に陥っている状況に対し、共感的にかかわることが他の技法を活用する際の前提となります。

 

②人間関係を活用する

他人のために役立つ、必要とされるということは、意欲の向上につながります。また、他人と会うために積極的に行動するなど、人間関係の活用によって、意欲を高めることが期待できます。

 

③自己決定の尊重

利用者が自分で物事を決定し、自分が人生の主人公となって主体的に生活することは、意欲の向上につながります。

介護従事者は、さまざまな場面で利用者が自分の意思で決定できるよう、支援することが大切です。

 

④ストレングスの活用 介護従事者は、利用者のストレングス(強さ、強み)を活かし、利用者の意欲を高めることを心がけることが大切です。

それには、利用者の生活歴などから、利用者の関心、願望、長所などの個人のストレングスを見極めることと同時に、家族の力、地域の社会資源やなど、環境のストレングスを活用することも重要です。

 

●利用者と家族の意向の調整を図る技法

 

介護の現場では、利用者と家族の意向の違いに遭遇することがあります。

 

利用者と家族の意向が一致している場合は、利用者が過ごしやすく生活を送ることができますが、相反する場合は、利用者が不利な立場に立たされたり、家族の負担感の増大につながることもあります。

 

このような場合に、介護従事者は利用者と家族の意向を調整することが必要となります。

 

利用者と家族の意向が異なる原因としては、①家族が利用者の状態を正しく理解していない、②家族の価値観で利用者のことを考えている、③家族の利益を第一に考えている、などが考えられます。

 

利用者と家族の意向が異なる場合、まず必要なのは、介護従事者は基本的に中立な立場をとること、家族が利用者の真の意向を理解するよう支援することです。

 

しかし、利用者が自分の意思を表現できない場合、介護従事者は利用者が自分の意向を伝えられるように支援するとともに、それが困難な場合は、利用者の代弁者として、利用者の意向を聴き、家族に伝えることが必要です。

 

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