【問題】
262.認知症の人とのコミュニケーションでは、情報は簡潔に伝えるとよい。
263.高次脳機能障害の人は、コミュニケーションが良好に保たれるため、周囲の人から障害に気づきにくいという特徴がある。
264.感覚性失語症は、話の内容は理解できるが、話すことが流暢でなくなる失語症である。
【答え】
262.○
記述のとおり。認知症の人は、話す言葉や、多くのことを同時に理解することが難しいため、ゆっくりと簡潔な言葉で話し、相手の理解を確認しながらコミュニケーションをとることが大切である。
263.×
高次脳機能障害の初期では、自覚症状が乏しく、身体的な変化は見られないため、周囲の人から気づきにくいことは正しいが、損傷を受ける部位により、失認、失行、失語症など、情報の理解や伝達、行動等に障害を受けるため、コミュニケーションをとることは、著しく困難になる。
264.×
設問は運動性失語症(ブローカ失語)の説明。感覚性失語症(ウェルニッケ失語)は、話す言葉を理解するための器官が障害を受けるもので、言葉は流暢に話すことができるが、聞く言葉の内容が理解できず、意味不明で支離滅裂な発語(ジャルゴン・スピーチ)となるのが特徴である。
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