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実技試験攻略法

今回は、どのような問題が出ても共通の項目である、「介護の原則」「健康状態の把握」についての重要ポイントをお話しします。

 

ここをきちんと押さえれば、介護の方法で多少間違えても合格点をとることができます。

 

「身体介護」の方法は、正解が1つとは限らないので、利用者の同意を得た上で安全な介護を行えば、ほとんど減点にはなりません。100%正しい方法がわからなくても自信を持って試験に臨みましょう。

 

■これまでの実技試験の傾向

 

今までの実技試験の問題を見てみると、過去25回の実技試験のうち、

第5回が全盲、第11回が全身倦怠感以外はすべて、左右どちらかの麻痺という設定です。

 

また、介助の内容では、ベッド⇔車いすやポータブルトイレ、いすなどへの移乗動作を伴うものが12回、仰臥位から側臥位、端座位、起座位などベッド上での移動動作を伴うものが9回、歩行介助が7回となっています。

 

最後に安楽な体位にするものも多く出題されている他、衣服の着脱を含むものが13回出題されています。

 

これらを見てみると、片麻痺の人への、移乗・移動、着脱をきちんと習得しておくことが重要だといえます。

 

それができたら、出題基準の「身体介護」の他の介助方法についてもできるようにしておきましょう。

 

その他、第25回の問題では、「歩行器型杖」というあまりなじみのない福祉用具が出てきました。福祉用具の使い方も一度おさらいをしておく必要があるでしょう。

 

■「介護の原則」「健康状態の把握」についての重要ポイント

 

①安全・安楽

 

・転落・転倒・強打などの危険を伴う行為をしない
まず一番大切なのが、危険行為をしないことです。
危険行為とは、モデルをベッドから転落させる、車いすを押してテーブルにぶつけるなどの行為で、試験は即中止となります。
逆に言えば、中止にならなければ危険行為とは判断されていないということですので、そのまま試験を続けていいのですが、「車いす、杖等の安全確認」、「車いすのブレーキをかける」、「適切なスピードで車いすを押す」などに注意しましょう。

 

・麻痺側の保護
麻痺側は不安定になるため、保護する必要があります。
歩行介助で麻痺側の後方に立つ、側臥位では麻痺側を上にするなどの他、立ち上がりの際に麻痺側の膝を介護者の膝で支える「膝折れの防止」も重要です。

 

・誤嚥の防止
食事の介助などが出題されたら、上体を起こした姿勢で少し前かがみになるようにします。顎が挙がり反り返るような姿勢は危険です。

 

②自立支援

 

・利用者の残存機能を活用する
危険でない限り、利用者にできることはやってもらうようにしましょう。
片麻痺の人を車いすに乗車させる場合に、麻痺側は介助してフットレストに載せますが、健側は自分で載せるなど、健側を活用しましょう。
この他、健側を使って起き上がる、健側で支えて座位をとる、健側の手でボタンを留めるなど、できる行為は行ってもらいます

 

③個人の尊厳

 

・「○○さん」と名前で呼びましょう。

 

・モデルの目線に合わせて、丁寧な言葉遣いでコミュニケーションをとりましょう。

 

④説明と同意

 

・始めに全体の説明をし、その後は介護の行為ごとに、「これから何を行うのか」、「どのような方法で行うのか」、「残存機能をどのように使うのか」を説明し、承諾を得ます。

 

・どのような方法で介助したらよいか迷う場合、介助の方法が複数ある場合などでも、その方法を説明し、同意を得ていれば間違いにはなりません。

 

⑤自己決定

 

・2つのものから選択するような場合、「どちらがよろしいでしょうか」、「こちらでよろしいでしょうか」など、利用者に選択してもらいます。

 

・ポータブルトイレなど、介護者がものを移動する場合なども、「この位置でよろしいでしょうか」と聞きましょう。

 

⑥健康状態の把握

 

・試験スタート時と介護行為ごとに「気分はいかがですか」「気分は悪くないですか」「大丈夫ですか」などと健康状態を確認しましょう。

 

⑦介護者の健康管理

 

・介護者の健康管理では、ボディメカニクスの活用が大切です。

 

・支持基底面を広くとる、重心を低くする、水平に移動する、相手にできるだけ近づく、肘や膝を支点にしててこの原理を応用する、相手の身体を小さくまとめる、大きな筋群を使う、といったボディメカニクスの原理をしっかり把握しておきましょう。

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