【問題】
352.介護過程における記録では、①援助実施前の利用者の状態、②実施後の利用者の反応や状態、の2段階について記録する。
353.介護過程の展開において、目標が達成されていれば評価はしなくてもよい。
354.個別援助計画は、利用者の生活全般を対象とした総合的な援助計画である。
【答え】
352.×
①援助実施前の利用者の状態、②援助実施中の状態、③実施後の利用者の反応や状態、の3段階について記録する。
353.×
あらかじめ定めておいた期間ごとに、評価を行ったうえで、目標の達成状況などを確認するので、評価は必要である。
354.×
設問は介護支援専門員等が立案するケアプランの説明。個別援助計画は、ケアプランに基づき、専門職の立場で、ケアプランの目標に向けて個別援助を展開するための計画である。
【問題】
349.個別援助計画は、介護支援専門員の作成するケアプランに基づき、具体的な援助方法などを示した計画るである。
350.介護計画における目標は、利用者になじみやすいよう、できるだけ抽象的な表現にする。
351.介護計画における長期目標と短期目標は独立したものであり、連動している必要はない。
【答え】
349.○
記述のとおり。ケアプランは介護支援専門員が作成する利用者の生活全体に対する総合的な計画であり、各分野の専門職は、ケアプランを踏まえて具体的な援助方法を示した個別援助計画を作成する。
350.×
評価の際に目標の達成度などがわかるよう、数値化するなど、できるだけ具体的な目標が望ましい。
351.×
「長期目標」は、生活課題が解決した最終的な状態を設定であり、「短期目標」は、その長期目標を実現するための段階的に達成していく目標であるため、両者は連動している。
【問題】
346.介護過程を展開することによって、根拠に基づいた介護を実践することができる。
347.介護過程におけるアセスメントとは、主観的情報と客観的情報を収集することである。
348.介護計画における目標の優先順位を決定するには、利用者の希望を最優先するようにする。
【答え】
346.○
記述のとおり。介護過程の展開においては、多種の専門職によるアセスメント等によって、利用者の生活課題(ニーズ)を客観的・科学的に捉えることによって、根拠に基づいた介護を実践することができる。
347.×
アセスメントとは、情報を収集するだけでなく、情報の解釈、分析、関連付け、統合などを行い、利用者の生活課題(ニーズ)を明確にするまでの一連の過程である。
348.×
介護計画の優先順位を決定するに当たり、利用者の希望をとりいれることは重要であるが、利用者のニーズや生活状況に照らし合わせ、様々な要因を考慮して決定する。 基本的には「生命の安全」にかかわることを最優先する。