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介護福祉士国試1問1答88

【問題】

 

262.認知症の人とのコミュニケーションでは、情報は簡潔に伝えるとよい。

 

263.高次脳機能障害の人は、コミュニケーションが良好に保たれるため、周囲の人から障害に気づきにくいという特徴がある。

 

264.感覚性失語症は、話の内容は理解できるが、話すことが流暢でなくなる失語症である。

 

 

【答え】

 

262.○

記述のとおり。認知症の人は、話す言葉や、多くのことを同時に理解することが難しいため、ゆっくりと簡潔な言葉で話し、相手の理解を確認しながらコミュニケーションをとることが大切である。

 

263.×

高次脳機能障害の初期では、自覚症状が乏しく、身体的な変化は見られないため、周囲の人から気づきにくいことは正しいが、損傷を受ける部位により、失認、失行、失語症など、情報の理解や伝達、行動等に障害を受けるため、コミュニケーションをとることは、著しく困難になる。

 

264.×

設問は運動性失語症(ブローカ失語)の説明。感覚性失語症(ウェルニッケ失語)は、話す言葉を理解するための器官が障害を受けるもので、言葉は流暢に話すことができるが、聞く言葉の内容が理解できず、意味不明で支離滅裂な発語(ジャルゴン・スピーチ)となるのが特徴である。

 

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介護におけるチームのコミュニケーション2

(2)報告、連絡、相談

 

「報告」「連絡」「相談」は、「ホウレンソウ」と言われ、組織を運営していくうえで、とても重要なことです。

介護現場においても、ケアチーム内のコミュニケーションを円滑にするために必要不可欠なことです。 報告、連絡、相談に関する留意点は以下の通りです。

 

①報告

報告には、上司への報告と、ケアチームのメンバーへの報告があり、自分の行った業務の内容や利用者の状態について相手に知らせるものです。

継続性のある介護を提供するためには、介護従事者の交代や家族への引き継ぎの際に、利用者の状態について、気をつけるべき点などをきちんと申し送ることが大変重要です。

 

・利用者のいつもと違う様子など、報告すべきことは必ず報告する

・いつ、どこで、誰に報告すべきかを確認して報告する

・適切な報告手段(文書・口頭など)で報告する

・報告の筋道と要点を整理し、簡潔に報告する ・客観的事実と自分の考えや判断を整理して報告する

 

②連絡

常に連絡をとりあうことは、ケアチームの連携を確実なものにするために、大変重要なことです。特に、利用者の心身の変化があったときは、できるだけ早く医療関係者に連絡をとることが大切です。

また、利用者の状態について、必要に応じて家族に連絡をすることは、信頼関係の構築にもつながります。

連絡についての注意点は、報告とほぼ同様ですが、他に ・ケアチームや医療機関、家族との連絡方法を確認しておくこと ・5W2Hを念頭において連絡をする などが大切です。

 

③相談

介護従事者が、介護の内容、利用者の状況、自分の能力について疑問や不安がある場合には、上司(必要に応じて他分野の専門職)に相談します。

疑問や不安があるまま、自己判断で行動することは慎まなければなりません。

上司等に相談する場合は、以下のような点に注意して行います。 ・上司の都合に合わせて相談する時間や場所を考える ・相談する内容を整理し、必要に応じて資料などを準備する ・自分なりの考えや対策を考えてから相談する ・相談内容はメモをとる ・相談したことの結果や経過を報告する

 

介護の現場などでの、従業者の監督・指導・支援にはスーパービジョンという方法がよく用いられます。

 

スーパービジョンについても、問題に出されることがありますので、確認しておきましょう。

 

スーパービジョンとは、スーパーバイザー(指導する者)がスーパーバイジー(指導を受ける者)に対し、援助・指導を展開することによって、スーパーバイジーの業務を遂行するための能力を向上させ、また自身を成長させる方法です。

 

スーパービジョンには、次の3つの機能があると言われています。

 

①教育的機能

すでに持っている知識や技術の活用方法を促したり、不足している知識を指摘することによって、自分の癖や欠点などに気づき、能力を高めることができます。

 

②支持的機能

スーパーバイジーが出来ていることを認め、努力しようとする意思を励ますことによって、スーパーバイザーの理解を示し、能力と意欲を高めることができます。

 

③管理的機能

スーパーバイジーの能力を把握し、それに見合う業務を担当させるなかで、スーパーバイジーが業務に対する理解や組織の方針の理解を深めることができ、組織の一員としての能力を高めることができます。

 

(3)会議

 

介護現場における会議は、関係者が集まり、情報を共有して連携を深めたり、参加者の知恵を出し合って、問題を解決したりする場です。

 

会議には、連絡事項を確実に伝えるための「情報共有型の会議」とケアカンファレンス、事例検討、業務改善のためのミーティングなど、職場における検討すべき課題について話し合う「問題解決型の会議」があります。

 

ケースカンファレンス(ケアカンファレンス)では、さまざまな専門職が集まって知識や技術を終結し、よりよいケアが行えるよう検討する場です。 情報を共有し、本人の意向を踏まえた目標に向けて、ケアプラン等の立案、修正、評価などを行います。

 

介護保険制度における、ケアプラン作成等のための会議として、「サービス担当者会議」があります。

サービス担当者会議では、介護支援専門員が中心となり、保健・医療・福祉など各分野から専門職が集まり、専門的な立場からケアプランに対する意見を述べ、サービスの調整を行います。

 

これらの会議に参加する場合は、①事前に資料に目を通し、会議の目的を理解したうえで参加する、②質問や意見を述べる場合は、簡潔に要点を絞って行う、③意見の不一致があっても他人の意見をよく聞き、論議を行って合意点を見出す、などが注意点として挙げられます。

 

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介護福祉士国試1問1答87

【問題】

 

259.視覚障害者とのコミュニケーションでは、非言語的手段が有効である。

 

260.高齢になってからの中途失聴者のコミュニケーション手段として、筆談は有効な方法である。

 

261.麻痺性構音障害のある人には、ゆっくりと文節を区切って話すように促すとよい。

 

 

【答え】

 

259.×

視覚障害者は、非言語的手段でのコミュニケーションが難しい。このため介護従事者は、言葉的方法によってわかりやすくコミュニケーションをとる必要がある。

 

260.○

記述のとおり。中途失聴者は、言語の理解は十分にできる人が多いが、手話等を習得することはこんなんなことが多く、筆談は有効である。

 

261.○

記述のとおり。麻痺性構音障害は、発声・発語器官の筋肉や神経の病変によって構音障害が生じるもので、介護従事者は、ゆっくりと話を聞き、口を大きく動かし、はっきりと話をするよう促すことが大切である。

 

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