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介護福祉士国試1問1答116

【問題】

 

346.介護過程を展開することによって、根拠に基づいた介護を実践することができる。

 

347.介護過程におけるアセスメントとは、主観的情報と客観的情報を収集することである。

 

348.介護計画における目標の優先順位を決定するには、利用者の希望を最優先するようにする。

 

 

【答え】

 

346.○

記述のとおり。介護過程の展開においては、多種の専門職によるアセスメント等によって、利用者の生活課題(ニーズ)を客観的・科学的に捉えることによって、根拠に基づいた介護を実践することができる。

 

347.×

アセスメントとは、情報を収集するだけでなく、情報の解釈、分析、関連付け、統合などを行い、利用者の生活課題(ニーズ)を明確にするまでの一連の過程である。

 

348.×

介護計画の優先順位を決定するに当たり、利用者の希望をとりいれることは重要であるが、利用者のニーズや生活状況に照らし合わせ、様々な要因を考慮して決定する。 基本的には「生命の安全」にかかわることを最優先する。

 

介護福祉士国試1問1答115

【問題】

 

343.終末期の介護では、窒息の危険性があるため、水分は与えない方がよい。

 

344.介護老人福祉施設での看取り介護加算は、医師による回復の見込がないことの判断があれば算定できる。

 

345.利用者の死後、遺族が悲しみを乗り越えて新たな生活を送れるよう支援することを、グリーフケアという。

 

 

【答え】

 

343.×

口腔内が乾燥するため、水分を補給した方がよい。ただし、窒息の危険性がある場合は、無理に水分を与えず、水を含ませたガーゼ等で、口腔内を湿らせる。

 

344.×

医師による診断の他、24時間の医療連携体制が確保されていること、看取り介護計画を作成し利用者・家族の同意を得ること、随時利用者・家族に説明を行うことなどの要件がある。

 

345.○

記述のとおり。遺族に対し、死を肯定的に捉えられるよう、悲しみを共感し、ねぎらいの言葉などをかける。また、遺族の心身の状態や悲しみの現れ方に異常がないかをチェックすることも必要である。

 

介護過程3

(2)介護過程の展開3

 

◆援助の実施

 

介護従事者は、介護計画に沿って、利用者が少しでも生活課題を解決して目標に近づけるよう、援助を実施します。

援助の実施に当たっては、①自立支援と予防、②尊厳、個別性、自己決定の尊重、③安全、安心、安楽などの視点を持つことが重要です。

 

◆モニタリングと記録

 

介護計画・個別援助計画に沿ってサービスが提供されているか、実施された援助の有効性、目標の達成度、利用者の変化や利用者・家族の満足度などを確認することをモニタリングといいます。

 

介護過程を展開する中での利用者の状況やその変化の様子は経過記録に記録します。 後の評価を的確に行うためには、正確に記録することが必要です。

 

記録では、①援助実施前の利用者の状態、②援助実施中の状態、③実施後の利用者の反応や状態、の3段階について記録します。

 

◆評価

 

あらかじめ定めておいた評価期間ごとに、目標の達成状況などについて評価を行います。

 

目標を達成していれば、その介護過程は終了しますが、達成できていなければ、各段階での妥当性を評価し、修正したうえで、再度介護過程を展開します。

 

評価の判断は、次のような基準で行います。

・援助内容を計画した通りに実施しているか。

・目標に対する達成度。

・援助内容や方法、頻度などは適切か

。 ・新たな生活課題が発生していないか。

 

また、妥当性のある評価を行うためには、次のようなことが必要です。

・評価期間が適切である。

・正確で十分な記録がある。

・評価の判断基準が具体的に設定されている。

 

(3)介護過程とチームアプローチ

 

介護保険制におけるケアマネジメントも介護過程と同じように展開されますが、同じものではありません。

 

ケアマネジメントは、利用者の生活全般を対象とした総合的な援助計画であり、生活課題に対して様々な社会資源を結びつけるものです。

 

これに対し介護過程(個別援助計画)は、介護支援専門員が立案したケアプランに基づき、介護の専門職の立場で、ケアプランの目標に向けて個別援助を展開するための計画です。

 

訪問介護における介護過程(訪問介護計画)を例では、

介護支援専門員が作成するケアプランは、 ①アセスメント、②ケアプラン原案の作成、③サービス担当者会議、④ケアプランの確定、⑤援助の実施、⑥モニタリング、⑦評価、⑧終結または①に戻る というように展開されます。

 

このうち介護過程(訪問介護計画)は、③~④で訪問介護が位置付けられ、どのような支援を行うかが決められますので、それにしたがって介護過程を展開することになります。

 

利用者への援助は、様々な専門職がかかわるチームケアとして行われます。介護保険制度のケアマネジメントの展開においては、サービス担当者会議で各専門職からの専門的な視点による意見が反映され、多角的な援助が可能となります。

 

介護過程を作成する介護職員もサービス担当者会議に参加し、他の職種と利用者に関する情報や目標、援助方針を共有したうえで、介護過程を展開する介護職チームでもケアカンファレンスを行い、チーム内での情報共有や連携が行われます。

 

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